はじめてのりゅうがく

うっかりした女子大生の台湾留学記です。

はじめての直談判

とうとう中国語の授業が始まりました。日本で半年ほど勉強はしたのですが、クラス分けテストの時に面接官の言っていることがあまり聞き取れず、初級一のクラスになってしまいました。先輩方の話では日本人だと漢字が書けるから言えばクラスを上げてもらえるよ〜とのことだったので、軽い気持ちで初級二の先生に英語で移動したい旨を伝えると、明らかに嫌そうな顔で中国語をばーっと話し、最後に一言「知道嗎?」(分かる?)

何が起こったのかよくわからずオロオロしていると、下のクラスにいなさいと言って去ってしまいました。基本的にダメと言われたらおとなしく従うタイプの私ですが、あまりの感じの悪さに腹が立ち、台湾人の友達に事情を話して初級二にしてくれという中国語の文を作ってもらい、話す練習にも付き合ってもらいました。留学生向けの中国語のクラスは朝と夜に分かれており、その感じの悪い先生は朝の担当だったので夜の先生に標的を変更。教室で待ち伏せし「不好意思!」(すみません!)と話しかけました。

練習の甲斐あって言葉は伝わり授業に参加はできたのですが、後からどんどん昇級を望む生徒が殺到し、席が足りないのでクラスの移動は一切なしということになってしまいました。せっかく台湾に来たのに日本で学んだ文法をおさらいするかたちになってしまったのは残念ですが、同じクラスの子の半分程度が同じく昇級断念組なので、そういう意味では同じレベルなのかな?という感じです。中には1年半勉強していた子も...

なんにせよ、先生に直談判という滅多にない経験ができ、友達が「最初のすみませんがきちんと言えないと相手にしてもらえないよ!」と熱心に教えてくれたおかげで(そこだけは)発音が完璧になったのでまあよしとします。でも、すごくレベルの高い大学なのに意外と融通が利かないのだなと少しがっかり。私を含め何人もの人が言語センターに文句を言っているので、来期以降の改善を祈るのみです。

波乱の幕開けを経て、毎朝8:10登校の毎日ですが、既に一度寝坊をかましてすっぴんビーサンだてめがねで登校済みなので失うものはありません。限られた語彙の中から食べ物を注文するととうもろこし製品(発音が簡単)ばかりになってしまうのではやく単語を覚えないと。漢字が読めても発音できないのがもどかしい〜

全然関係ない話で恐縮ですが、西洋の人たちは食べ物を分けあう文化があまりないらしく、ちょっと食べる?と聞いても「あなたの分だから私はいいわよ」と言われることが多いです。当然皆で分けあうものだと思って注文したが故にたくさんの中華風厚揚げを一人で食べる羽目になってしまった台湾人の友人はもう彼らとは行かない!と言っていました。台湾は誰ともなくお野菜や豆腐など皆で食べられるものを注文する文化というか習慣があり、私のような食いしん坊にとっては最高なんですけどね。

では明日も7:00起きなのでこの辺で。再見!