はじめてのりゅうがく

うっかりした女子大生の台湾留学記です。

開學じゃ、開幕じゃ

休みが明けて学校が始まることを中国語では開學 (kai xue)と言います。この言い方だと「新学期」と違って二学期制、三学期制に関係なく使えて便利ですね。私は今学期は月曜日に授業がないので、火曜日に開學を迎えました。

ちなみに月曜日は有名な、平溪ランタンフェスティバルを見に、平溪まで行って参りました!日本人が本当に多くて、日本に帰ってきたような気分になる瞬間さえあったほどです。今まで、台北の観光地で商売をしている人の日本語が話せる割合の高さをすごいと思っていましたが、今回の平溪を見て、日本人がガンガン日本語で話しかけるから話さざるをえない→台湾では日本語が通じる、というイメージができる→皆ためらわずに日本語で話しかける(始めにもどる)というサイクルが出来上がっているのかと納得しました。自分で留学していても思いますが、やっぱり言葉は使って覚えるものなのですね。でもあまり話せない店員さんに日本語のまま無理やり値切ったりしている場面を見たりもして、ちょっとう〜んと思ってしまいました。(耐えきれずに間に入り、お店の人に確認し「5個買わなきゃ割引はできないそうですっ!」とお節介を焼きました)

肝心のランタンですが、思っていたよりも速くぐんぐんと高く昇っていくので、見惚れてうっとり...♡というよりは、あああ〜行っちゃう行っちゃう〜と、少しわたわたした感じでした。でも幻想的なことには間違いなしです。カップルもたくさんいましたよ。ランタンを見るのにも帰りのバスに乗るのにもすごい人混みでなかなか疲れましたが、それでも見に行ってよかったと思える景色が見られました。

さて、新学期、とは言っても第一、二週はみんな様子を伺う程度なので、人数や雰囲気はまだ掴めません。日本の大学とは違い、抽選に当たった科目でも行ってみて嫌なら二週目までなら辞められるうえに、抽選に外れても初回の授業に出席すれば、席が足りないなどの特別な理由を除けば履修可能なのです。このシステムだと、難しそうな授業もとりあえず一度行ってみよう、ということもできるのでとてもありがたいです。

今週は中国語の授業がまだなく比較的時間もあるし、やけに寒いし...と図書館でDVDとCDを大量に借りています。今更ながら図書館のレンタルコーナーにCDもあることに気がついたので、帰国までにたくさん利用するつもりです。クラシックが多いものの、JamiroquaiFOO FIGHTERSまであるのが嬉しい!それにしても、一週間無料で貸し出してくれるなんて気前がいいですよね。もちろん延滞したら追加料金が発生しますが、ほぼ毎日学校には行っているのでわたしのようなうっかり屋さんでも問題なしです。

来週からは中国語もクラブ活動も始まるので、今週のようにのんびりまったりとはいかないと思いますが、最後の一学期、目一杯充実させられるようにしたいです。それでは再見!

はじめての春節@高雄

こんにちは!一ヶ月の冬休みも今週で終わり。お休みの間は電車やバスに乗ってちょっと遠い所にも遊びに行けてなかなか楽しかったです。前学期の自分の行動範囲がいかに狭かったのかを思い知りました。月曜日から始まる新学期に向けて、寮には新しい留学生が続々と到着していて、ちょっと落ち着かない空気が漂っています。

今日は主に高雄の街、そして春節の間の様子について書きたいと思います。高雄出身で大学は台中、大学院が台北という経歴の友人が、高雄は都会な台北と田舎な台中のちょうど真ん中で、便利だけど緑は多くて人は少なくて最高だよ!と常々おすすめしてくれていたのでかなり期待して行ったのですが、本当にその通りでがっかりすることはありませんでした。

高雄は新幹線に乗れば台北から一時間半の距離ですが、緑が深く肉厚な木々の葉っぱとたくさんの果物屋さんを見て「おっ、南国に来たぞ」と感じました。常にしとしと雨or曇りの台北とは違い、ほとんど雨は降らなかったので、冬に台北に来る予定の方は思い切って高雄に行くのもいいと思います。駅の周囲は都会でお店もありとても便利ですが、車も原付バイクも比較的少なくて歩きやすく快適でした。さらに物価も台北より安いですよ。(そもそも台北の物価はあまり安くないですけど)

ただし、春節の間は一度観光地に出るとそこは人、人、人!日本だと元日はお家で駅伝でも見ながらのんびりする人が多数で、激混みなのは初詣の場所と初売りのデパートくらいだと思いますが、こちらではあらゆる観光地が中国からの旅行客と地元の人(と、少しの日本人、韓国人、etc...)でごったがえしています。私は人混みは好きではないものの、満員電車で慣れているので大丈夫だったのですが、一緒にいる友人の機嫌がみるみる悪くなっていくので、早々と屋台の並ぶ賑やかなメインの通りを抜けて、シャッターの降りたお店が並ぶ静かな通りを歩きました。

旧正月の間はお店が閉まると聞いていましたが、実際閉まっていたのは個人経営と一部ローカルチェーン店の路面店で、その代わりに特別な屋台が出ていることも多く、観光施設や夜市は変わらず空いていたので、行く場所や食べ物に困ることはありませんでした。(ただ聞いたところによると大晦日はかなりのお店が閉まっていたとか)むしろ安くて美味しそうなものがたくさんあって目移りするほどでした。特に名物のパパイヤミルク(木瓜牛奶)をはじめとしたジュース、スムージー類。もちろん台北にもあるのですが探しやすさと値段が違います。個人的には珍しいアボカドミルク(酪梨牛奶)がおすすめです!いやいやアボカドは野菜でしょ、と思っていた私も、友人に勧められて半信半疑で飲んでみてその美味しさにびっくりしました。ちなみに台湾ではトマトもフルーツ扱いで、カットフルーツのセットには大体登場するうえに、みたらしのようなソースをつけて売る屋台がたくさんあります。私はビビってしまいまだ試していませんが、未知の世界に踏み入りたいという方はぜひ。

今回の滞在は私にとっては旅行でしたが友人にとってはあくまで帰省だったので、今日は家族とのんびりしたいから一人で遊んできてね、という日もありましたが、いろいろな所に出かけて、お土産やさんに交渉したり、バスの行き先を確認したりできてちょっと達成感を感じました。友人と話している時の方が話題が固定されていない分、ちょっと発音が違うと通じなくなってしまうので難しかったです。彼女は日本語を勉強中である程度話せるので全く意思の疎通ができない!ということはありませんでしたが、やはりぱっと通じないのはもどかしいですね。精進します...

約4ヶ月後に帰る頃には自分がどうなっているのか想像がつきませんが、とりあえずコツコツ頑張ります。それでは再見!

はじめての過年@高雄

こんにちは!昨日高雄から帰ってきました。観光はもちろん、台湾人の友人の家で過ごした春節(旧正月のことです)もいい経験になりました。日本では年が明けてからのおせち料理の方が大切ですが、こちらでは大晦日の夜に食べる料理の方が重視されているそうで、友人の家族に加え近所に住んでいるおばあちゃんとおばさんも集まり、総勢8人で食卓を囲みました。台湾の南部では、台北では滅多に使われない台湾語がよく使われているのですが、おばあちゃんが台湾語しか話せないため、会話は半分くらいが台湾語で交わされていました。台湾語は単語を2つ、3つしか知らず、中国語ですら半分も分からない私は、きょろきょろ...ぱくぱく...(繰り返し)という感じでした。

ちなみに、台湾語の立ち位置はとても複雑で、同じ地域の中でもお家によって中国語を使うか台湾語を使うかが変わり、お家の中でも友人のように親には中国語、祖父母には台湾語、と使い分けている人もいます。面白いのが、新年のバラエティ番組の中で、若いタレントさんが台湾語を使ってあるものの説明をして、周りが何の説明か当てるというゲームがあったこと。台北で育った人は、台湾語の聞き取りはなんとかできるけど話すのは苦手、という人が少なくないので、こういったゲームが成立するんですね。(英語が苦手な人が片言で何かを説明するのを想像してもらえればいいかも?)台湾語の音は濁音が多く独特な響きが面白いので、訳がわからないまま聞くのも楽しかったです。

大晦日には圍爐(=wei lu)と言ってお鍋を囲み、他に縁起がいいとされるお魚や海老のお料理などがありました。からすみは台湾でも縁起もので、お皿にどっさり盛られていて、今までからすみを食べたことがなかった私も、今回デビューを果たしました。その後の観光中もからすみ売りの屋台をたくさん見かけたのですが、日本で買ったことがないので値段が安いのか高いのかは分からず。きっと安いだろうとは思うのですが...

友人の家は皆でいただきますの前のつまみ食いも直箸もOK、更に食事の途中でお菓子を挟むのもOKみたいで、お兄さんが突然白い恋人を取り出して食べ始めた時はびっくりしました。(お土産でもらったそうで、おいしいと絶賛でした)まぁ日本でも食事のルールは家によってかなり差があるのでこれが普通なのかはわかりませんが、のんびりしていて台湾らしいなぁと感じた一瞬でした。

そして食事の後には台湾版お年玉、紅包(hong bao)まで頂いてしまいました。字のごとく赤い封筒に入っているのが特徴で、1月末からあらゆるお店でいろいろな種類の紅包が売り出されます。妖怪ウォッチのジバニャンがいるものや、アナ雪のイラスト付き(でも背景は赤)のものまで見かけました。でも日本と違い、お父さんがおばあちゃんに渡したり、必ずしも年上→年下というものではなく、お世話になった人に渡すものらしいです。調べてみるとお年玉よりもルールが多く、いろいろと複雑そうな印象を受けました。縁起にこだわるのはアジア共通なんですね。

もうちょっと中国語ができればもっとリラックスしていろいろとお話しできただろうなぁという思いはありますが、この気持ちを胸に留学後半も頑張りたいです。ほんやくコンニャクがあったらなぁ...(遠い目) また後日、観光についても何かしら書くつもりですが、今日はこの辺で。再見!

5ヶ月(経過)報告

こんばんは!相変わらず寒く、今までペットボトル湯たんぽで乗り切っていたのですが、冷めるのが早いのでカイロデビューを果たしました。ちなみに中国語では暖暖包と書きます。分かりやすい!

さて、今日はあと3日で渡台から5ヶ月ということで近況報告をしたいと思います。まずは中国語。さすがに5ヶ月もいるとちんぷんかんぷんということはないですが、まだ聞いてから頭の中で漢字に変換して理解するのに時間がかかるなぁという実感です。食べ物屋さんで「〜〜要る?」と聞かれ、とりあえず「はい!」と答えてから、お店の人がにんにくを足したり、一口サイズに切ってくれたりするのを見て、あのことを言っていたのか〜と納得することが未だによくあります。好き嫌いが少ないので問題はないのですが、そろそろ一発でうまく脳内変換できるようになりたいものです。

ただ、冬休みに一人でぶらぶらと出かけて、中国語のできる友達に頼らず買い物をしたり注文をしたりしたのはいい経験になりました。失敗もそれなりにありますが、やっぱり使わないと身につかないんだなと思わされる日々です。

英語は、最近は寮がすっからかん(みんな旅行中or帰省中)で使う機会が皆無なので、耳が衰えたら嫌だと思いyoutubeで映画を見ています。字幕付きのものも結構な数あり、便利な世の中だなぁと感心しつつ、レンタルDVD店の苦労に思いを巡らせてしまいます。ちなみに台湾ではレンタルビデオ・DVD店は潰れたそうです... 話がそれましたが、今はまだ字幕ありでないとちょっと厳しいので、字幕なしでも理解が追いつくようになるのを目標に、また時間を探して見ていこうと思っています。

全体的に、留学の残りの日数が半分を切っているという事実が、やる気の元にも焦りの元にもなっています。今のやり方でいいのかなともやもやする感じが、なんとなく大学受験を思わせたり... まぁ前半でそれなりにインプットはしてきたはずだと思うので、後半はどんどん使う機会を増やしていけるようにしたいですね。留学していた人たちが口を揃えて「後半は楽しい分あっという間だった!」と言っていたので、ぼけーーっと過ごさないようにするのが第一目標です。日本でめんつゆを好きなだけ摂取するのを夢見て頑張ります〜

そして、明日から高雄の友人の家へ遊びに行きます。今朝台南で地震があったので、慌てて友人に大丈夫?!海近いけど津波は平気?!と連絡したら、どうやら私の地理の認識が甘かったようで、台南市高雄市はかなり距離があるから問題ないよー、そんなに心配しないで大丈夫だよー、と逆になだめられてしまいました。ちょっぴり不安はありますが、台湾人のお家に遊びに行くのも旧正月をお祝いするのも初めてなので楽しみです。それでは再見、新年快樂〜!

ホットココアが身に染みる

こんばんは!寒いです!前回の記事で雨に負けずに積極的に動くぞ〜と言ったものの、昨日今日と雨が降り続き、iPhone曰く現在12度。いやいや二桁じゃん、あったかいでしょ?と思われるかもしれませんが、暖房器具なし+床全面タイルで過ごすにはなかなかクるものあります。そんなわけで今日はココアを飲みながら、またまたyoutubeのお世話になり映画を見たりしていました。ヒーターか何かを買ってもよかったのですが、台北で越す冬は一度きりだし、2月末からは暖かくなり始めるはずだし...と踏ん切りがつかないままここまで来てしまいました。あとちょっとの辛抱だと期待しながら、友人とこの冬を乗り越えたら私たち相当強くない?!と励ましあう日々です。まだ寮の入り口にはクリスマスツリーがありますが、春よ来い〜

日本人留学生仲間が日本に帰っていたり、ヨーロッパに留学中の友人が長い冬休みを利用して各国に旅行したりしているのを見ると、「私なんでこんな寒い部屋で一人で勉強してるんだ...やっぱり日本に帰ればよかったかなぁ」と弱気になったりもしますが、そんなときは楽しかったシンガポール旅行の写真を見て元気を出しています。また今しかできないことを突き詰めると、やっぱり勉強なのかなぁとも思うので、私は間違ってないぞ!うんうん!と思いながら、来週に迫った台南旅行を楽しみに、教科書とにらめっこしたり、映画の字幕の中の知らない英単語を辞書で引いたりしています。

台湾留学というと、近さや観光地としての人気度、割と日本語が通じるというイメージもあって、出発前は「頑張ってね」より「楽しんでね」という声の方が多かったのですが、近かろうが外国は外国で慣れないことだらけだし、食べ物も毎日小龍包が食べられるわけではないし、お休みも比較的少ないので、楽そうと思われるのは不本意だよね、というのは日本人留学生の間でよく話題になります。イメージ通り、優しい人が多い分過ごしやすいというのは大いにありますけどね!

食べ物といえば、今は雨と寒さと旧正月前の影響か、台北市内に人が少ないので有名店にもあまり並ばずに入れるのはちょっと嬉しいです。昨日有名な永康街の天津蔥抓餅(蔥抓餅とは何ぞや?という方はこちら: http://ringring.hatenablog.com/entries/2015/12/20)を食べに行きましたが、周りでは日本語が飛び交っていました。噂通りとっっても美味しかったので、旅行で来た際は是非!並んででも食べる価値ありです。

カレンダーを見たらちょうど折り返し地点で、台湾で過ごした日数が残りの日数を越えていました。ひょえ〜〜なんだか実感がわきません。まだまだ行けていない場所がたくさんなので開拓を急がねば... それでは再見!

はじめてののんびり長期休み

こんにちは!先日留学を終えて日本に帰る友人からマットレスを譲ってもらい二枚重ねにしてからというもの、朝(昼に近いのですが)起きるのが苦痛でなりません。学期中の平日の毎朝7時半起床は、あの薄〜〜い布団だったからできたのかもしれないと思い始めています。明日からはちゃんと起きよう、と思う日々に終止符を打ちたいです、いや、打ちます。

さて、日本にいたときは、長期休みといえばバイト!旅行!遊び!で忙しい日々を過ごしていましたが、こちらではその中でも最も比率の高かったバイトがないため、今までになくのんびりした冬休みになっています。根がインドアな私は気をぬくと1日部屋にこもりパソコンを見て終わりになってしまうので、なるべく外に出るように心がけています。

先日は旧正月前で賑わう迪化街に行ってきました。野菜チップスの相場が分からず、店員のお姉さんに任せたら大量に買ってしまうという失敗もありましたが、死ぬわけじゃないから大丈夫!食べればいいんだ!と言い聞かせて立ち直りました。考えてみたら旧正月のものは家族みんなで消費するものだから大量買いが普通なんですよね、きっと。正月飾りをみていて思ったのは、シンガポールのチャイナタウンのそれとは雰囲気が少し違うなということ。チャイナタウンではぶら下げたり吊るすものが多かったのですが、台湾では紙でできていて壁に貼るタイプのものをよく見ます。あとシンガポールではチャイナタウン以外でも嫌になるほど正月ソング(多分「もう幾つ寝るとお正月」的な存在)がかかっていたのに、台湾ではあまり聞きません。他の中華圏の国ではどうなっているのでしょうか。

観光地として有名なところもまだ行ったことのない場所がたくさんあるので、雨に負けずにぜひ冬休み中にいろいろと行ってみたいです。勉強もしなくちゃなんですけどね...えへへ... 

のんびり冬休み、良さもありますが何をしていいのか分からなくなる時間もあります。勉強はちょっとしたくないなぁという時は、私はもっぱら音楽を聴いています。youtubeウォークマンのある時代に生まれてよかった〜!留学に行く時は元気の出る何かしらを持って行く方がいいと言われましたが、それは本当にそうです。DVDでも漫画でも小説でも何でも、スーツケースに入らなければ洋服を諦めても持ってきた方がいいと思います。

旅行から帰ってきてからぼけーっとしがちなので、そろそろしっかりせねば。明日はちゃんと起きるぞ... それでは再見!

はじめてだらけのシンガポール

お久しぶりです!昨日台北は数年ぶりの寒さで雪まで降ったそうですが、私はその頃気温約30度のシンガポールにおり、今日のお昼過ぎに帰ってきました。居住地の欄に日本と書かないのも、旅行会社のツアーなしの海外旅行も初めてだったので、出発のときは楽しみと不安が半分半分でしたが、帰る頃には「帰りたくな〜〜い」を連発するほど楽しい旅行になりました。台湾留学記という当初のテーマからはズレますが、今日はシンガポールのことについて少し書こうと思います。

そもそも私がシンガポールに興味を持ったきっかけは、英語と中国語がどういったバランスで使われているんだろうという素朴な疑問でした。行ってみたいなあとぼやいていたらたまたま同じことを考えている友人がいたので、冬休みに行ってみようという話になったというわけです。

実際に行ってみると、街中では英語と中国語だけでなくいろいろな言語が飛び交っていて、誰がシンガポーリアンでそうでないのかわからない状態でした。留学中は自分が非・台湾人であることを意識することが多く、その外部者感ゆえの気楽さはあるものの、一抹の居心地の悪さも否定できません。なのでシンガポールの内部も外部もわからない雰囲気は、少なくとも今回の5日間の滞在中はとても新鮮で居心地がよかったです。ちなみにホテルの部屋でみたテレビでは、CMは英語と中国語が半分ずつ程度の割合で、地下鉄のようなMRTの表示は4ヶ国語でした。

帰りたくない病に拍車をかけたのはご飯の美味しさです。有名なチキンライスをはじめとしたシンガポール料理から、インド料理、中国料理、マレーシア料理とどれもとても美味しく、割と少食な友人に食べっぷりがいいねぇと感心されました。暑い中たくさん歩くとお腹が減るんですよね...暑い気候のためかさっぱりしたものが多かったのもうれしかったです。

マーライオン、かの有名なマリーナベイサンズの展望台、ナイトサファリなどのTHE・観光はもちろん、モスクに入ってみたり、たまたま一緒にバスを逃したフランス人の美女二人とタクシーを相乗りしたり、お土産やさんでインド人のおじちゃんとお話ししたりと旅行ならではの経験もたくさんできた充実した5日間でした。また英語と中国語ができるといろいろと幅が広がることも実感したので、次の学期も頑張りたいです。

帰りの出国の際にセーターの下にTシャツを5枚着て荷物計量に備えていたのですが、計量しないまま搭乗となり拍子抜けしてしまいました。搭乗手続きは永遠に慣れることができない気がします。次にまた冷や汗をかくのは5ヶ月後に日本に帰るときかなぁ、なんて思うと不思議な気分です。それでは今日はこの辺で。再見!