はじめてのりゅうがく

うっかりした女子大生の台湾留学記です。

はじめての春節@高雄

こんにちは!一ヶ月の冬休みも今週で終わり。お休みの間は電車やバスに乗ってちょっと遠い所にも遊びに行けてなかなか楽しかったです。前学期の自分の行動範囲がいかに狭かったのかを思い知りました。月曜日から始まる新学期に向けて、寮には新しい留学生が続々と到着していて、ちょっと落ち着かない空気が漂っています。

今日は主に高雄の街、そして春節の間の様子について書きたいと思います。高雄出身で大学は台中、大学院が台北という経歴の友人が、高雄は都会な台北と田舎な台中のちょうど真ん中で、便利だけど緑は多くて人は少なくて最高だよ!と常々おすすめしてくれていたのでかなり期待して行ったのですが、本当にその通りでがっかりすることはありませんでした。

高雄は新幹線に乗れば台北から一時間半の距離ですが、緑が深く肉厚な木々の葉っぱとたくさんの果物屋さんを見て「おっ、南国に来たぞ」と感じました。常にしとしと雨or曇りの台北とは違い、ほとんど雨は降らなかったので、冬に台北に来る予定の方は思い切って高雄に行くのもいいと思います。駅の周囲は都会でお店もありとても便利ですが、車も原付バイクも比較的少なくて歩きやすく快適でした。さらに物価も台北より安いですよ。(そもそも台北の物価はあまり安くないですけど)

ただし、春節の間は一度観光地に出るとそこは人、人、人!日本だと元日はお家で駅伝でも見ながらのんびりする人が多数で、激混みなのは初詣の場所と初売りのデパートくらいだと思いますが、こちらではあらゆる観光地が中国からの旅行客と地元の人(と、少しの日本人、韓国人、etc...)でごったがえしています。私は人混みは好きではないものの、満員電車で慣れているので大丈夫だったのですが、一緒にいる友人の機嫌がみるみる悪くなっていくので、早々と屋台の並ぶ賑やかなメインの通りを抜けて、シャッターの降りたお店が並ぶ静かな通りを歩きました。

旧正月の間はお店が閉まると聞いていましたが、実際閉まっていたのは個人経営と一部ローカルチェーン店の路面店で、その代わりに特別な屋台が出ていることも多く、観光施設や夜市は変わらず空いていたので、行く場所や食べ物に困ることはありませんでした。(ただ聞いたところによると大晦日はかなりのお店が閉まっていたとか)むしろ安くて美味しそうなものがたくさんあって目移りするほどでした。特に名物のパパイヤミルク(木瓜牛奶)をはじめとしたジュース、スムージー類。もちろん台北にもあるのですが探しやすさと値段が違います。個人的には珍しいアボカドミルク(酪梨牛奶)がおすすめです!いやいやアボカドは野菜でしょ、と思っていた私も、友人に勧められて半信半疑で飲んでみてその美味しさにびっくりしました。ちなみに台湾ではトマトもフルーツ扱いで、カットフルーツのセットには大体登場するうえに、みたらしのようなソースをつけて売る屋台がたくさんあります。私はビビってしまいまだ試していませんが、未知の世界に踏み入りたいという方はぜひ。

今回の滞在は私にとっては旅行でしたが友人にとってはあくまで帰省だったので、今日は家族とのんびりしたいから一人で遊んできてね、という日もありましたが、いろいろな所に出かけて、お土産やさんに交渉したり、バスの行き先を確認したりできてちょっと達成感を感じました。友人と話している時の方が話題が固定されていない分、ちょっと発音が違うと通じなくなってしまうので難しかったです。彼女は日本語を勉強中である程度話せるので全く意思の疎通ができない!ということはありませんでしたが、やはりぱっと通じないのはもどかしいですね。精進します...

約4ヶ月後に帰る頃には自分がどうなっているのか想像がつきませんが、とりあえずコツコツ頑張ります。それでは再見!