はじめてのりゅうがく

うっかりした女子大生の台湾留学記です。

はじめてのなんちゃってツアーコンダクター

こんにちは!台湾は本日5日までこどもの日である兒童節(er'tong jie)と、お彼岸のようにお墓詣りをする清明節(Qing ming jie)のおかげで珍しく連休でした。同級生もこの機会に台南や高雄、台中から香港、マレーシアなど、国内外問わず出かけている人が少なくありません。私はというと、日本から家族が遊びにきてくれたので、7ヶ月弱の経験をフル活用して台北市内を案内してきました。

案内、というとあたかも既に行ったことのある場所に行ったように聞こえますが、留学中は意外とド定番の観光地へは行かないので、ほとんどが初めて行く場所でした。具体的には中正紀念堂龍山寺台北101などです。以前台湾人の子にこれらの場所を話したらちょっと鼻で笑われましたが、例えば観光地だから浅草寺清水寺がつまらないかといえばそうではないし、やはり一度くらいは行っておくべきだと思ったのです。家族も皆台湾デビュー、弟に至っては今回が海外デビューだったので、あんまりローカル感MAXのところに行ってもなぁというのも大きかったです。

今まで、もちろんたくさん中国語を話す機会はありましたが、学校の先生やクラブの人は英語も話せるので困ったら英語を使うし、友達との会話も中国語100%ということは滅多になく、ちょいちょい日本語やら英語やらが入るものでした。そしてなにより団体の中で私が一番中国語ができるという状況はほとんどなかったため、今回中国語のできない家族を案内するのは楽しみでもありどきどきでもありましたが、レストランの予約や注文、タクシーの運転手さんとの会話などがとりあえずはできたのでほっとしました。ただお茶屋さんの店員さんの話を聞き違えて、とんちんかんなことを返してしまったのがちょっと悔しい...うぬぬ

そうそう、タクシーの運ちゃんが教えてくれた中正紀念堂裏にある杭州小籠湯包は、美味しくて安くてとってもよかったです。名前は聞いたことがあったものの行くつもりはなかったのですが、地元の人のおすすめなら間違いなかろうと思い行ってみました。別に鼎泰豊のような至れりつくせりのサービスはいらないから、とにかく美味しい料理をお腹いっぱい食べたい!という方にオススメです。はぁ〜へちまとエビの小籠包美味しかったなぁ〜。刻み生姜も好きなだけ食べられて嬉しかったです。

台北101は、わざわざ連休の長蛇の列に並んで春霞の街を展望台から見下ろすのはイマイチかと思い、35階にある完全予約制のスターバックスの席を予約しました。ここだと一人最低200元で35階からの景色が見られるのですが、カフェ特有の日常会話に出て来ない漢字だらけのメニューと、あまりやる気のない店員さんとの戦いはなかなか疲れました。日本にいた時からスタバの呪文のような複雑なメニューは苦手で避けていたので、いわずもがなこちらではメニューを指して「這個!(これ!)」を連呼する形になりましたが...

それでもwifiのあるところでゆっくりできたのはよかったです。ここでネットを使っていなかったら、炎天下に長距離を歩いてへろへろな家族を、101の隣の象山に連れて行き三時間歩かせるところでした。(ずっと象山はさくっと登れると勘違いしていたのです...危ない...)

いろいろと予想外なこともありましたが、大目に見れば無事にツアーコンダクトできたので一安心。行ってみたかったところに行って、久しぶりにたくさん家族と話して、た〜くさん日本の美味しいお菓子やらお味噌汁やらを持ってきてもらったので、残りの留学も、来たる中間テストも頑張ります。あと3ヶ月でどれくらい変わるのかなぁ... それでは今日はここまでで再見!