はじめてのりゅうがく

うっかりした女子大生の台湾留学記です。

はじめての中国語検定

こんにちは!台北は今日も寒いですが、雨がやっっっとやんでくれたので嬉しいです。梅雨がくるまでの束の間の幸せ...

さて、今日は中国語検定を受けてきました!日本に帰ったらリスニング力はどんなに頑張っても低下するだろうということで、滞在中に受験しようと思った訳です。今回私は3級と2級を受験してきました。中検協会は仕事が速く、既にHPに解答が掲載されていて、自己採点をしてみたところ3級はクリア、2級は和訳と中訳での減点にかかっているけど、ちょっと厳しいかなといったところです。もっとも、マークミスをしていなければの話ですが...

せっかくなので、受けてきた感想と合わせて、これから台湾で受験される方がいたら参考になりそうなことを書いてみようと思います。

まず、私が一番後悔したことはタイツを履いていったことです。は?と思われたかもしれませんが、というのも、台北の今回の受験会場である台北日本人学校は、なんと靴を脱いで入るタイプの教室だったのです。私は長時間座っているとむくみが気になるので、その防止のために着圧タイプのタイツを履いていったのですが、タイルの床の冷たさが直に伝わってきて修行のようでした。試験中は大丈夫でしたが帰り道の途中に何度も足がつったので、特に女性の方、会場が台北日本人学校の場合は靴を脱ぐことを想定して洋服を選びましょう。タイルの床は夏でもひんやりしていることもあるので注意です。

そして、台湾で中国語を学ぶ人たちにとって大きな壁になるのが、簡体字VS繁体字、大陸アクセントVS台湾アクセントの問題です。ご存知の通り台湾では繁体字が使われていますが、中検では問題はすべて簡体字、筆記は2級以上のみ繁体字の利用も認められますが、混用は減点です。日本での一学期間、つまり実質3ヶ月の間だけ簡体字、それからずっと繁体字で勉強していた私は久しぶりに簡体字を見た瞬間、こんなにすっかすかになるのか...と愕然としました。

广→廣のように、原型をとどめているものはいいのですが、让→讓や认→認など画数が3分の1以下、形も全く違うものだと、日本の漢字も繁体字寄りなこともあり認識するのに時間がかかります。繁体字で勉強しているけど中検を受けるぞ!という方は、公式HPにある過去問を見て目を慣らしておいた方がいいと思います。文法は繰り返し出題されいるものも少なくなかったですし、見ておいて損はないです。

そしてリスニング。台湾訛りの特徴は、ズバリ舌を巻かないことです。shiはsiに、zhiはziに、chiはciに、という具合に音が変わり、単語のおしりにつく巻き舌音はほとんど消えます。私は簡体字が苦手なのは自覚していたので、割ときちんと確認していたのですが、リスニングに関してはのんきに構えていて、「街の人たちは訛りが強いけど先生はそうでもないし、ほとんど同じでしょ!」と特に対策はしていませんでした。ところがいざ始まってみると、慣れていない音だらけで思った以上に分かりにくくて焦りました。漫画やアニメで中国系のキャラクターが「〜〜アル!」と言うのはこういうことだったのか...!

あと、会場が道路に面していて車や原付のエンジン音が気になったので、午前の3級を終えた午後の時はスピーカーの音量を上げてもらいました。音量調節の際はエンジン音も考慮して大きめにお願いしておくといいと思います。

こんなところかな。参考になれば嬉しいです。私も2級は再チャレンジの可能性が濃厚なので、今回の反省を活かして頑張ります。ただ、次回の試験日が期末テスト直後かつ帰国直前なのでどうなるかはまだ分かりませんが... それでは今日はここまでで再見!