はじめてのりゅうがく

うっかりした女子大生の台湾留学記です。

そうは言ってもぺこぺこしてしまう

こんにちは!日本はゴールデンウィークですね。こちらはいつもの週末ですが、テストがようやくすべて終わったので、ある意味ゴールデンに輝いています。語学の授業はコンスタントに宿題やレポート、小テストがあるので、もはやいつからテスト期間だったのかよく分からないです。終わってよかった!

さて、中国語でコミュニケーションがとれるようになってきたおかげで、今学期は台湾人の友達が増えた分、文化の差を感じる機会も増えたので、今日はそのあたりについて触れたいと思います。日本人は真面目!時間に厳しい!アニメが好き!と言っても漏れる人がたくさんいるように、台湾人ってこう!という訳ではなく、こういうタイプの人が多いのか、程度に読んでもらえれば幸いです。アニメといえば、先日ドイツ人の子とアニメの話をした時に"You know nothing"と言われてしまいました。私たちは毎日お寿司を食べながらアニメと漫画を見ている訳ではないのだよ...

先日、台湾人の友人と電車に乗って三貂嶺(san diao ling)という、滝が有名な山の方まで行った際、遊歩道の手前でコーヒーとマドレーヌを売っている屋台を見かけたその子は、店主のおじさんに「試飲できる?」と一言。そして、私の分まで用意してくれた親切なおじさんからコーヒーを受け取りつつ、その日は小雨が降っていて見るからに観光客が少ないのに「商売はどう?」と尋ねました。おじさんはやはり雨だとだめだと困った顔をして答えたのですが、それを聞いて「そうなんだ〜、じゃ、コーヒーありがとうね」と言ってその場を去ってしまったのです。中国語が分からないふりをしてしらばっくれようかと思ったのですが、気の小さい私はなんだか申し訳なくて、結局マドレーヌを買いました。

他の台湾人にも意見を聞いてみましたが、みんな「それは全然問題ないよ〜、君が気にしすぎ!」という答えだったので、おそらく台湾にも関西的な「もうかりまっか」の文化があるのだと思います。関東育ちの私にはなかなか衝撃的でした。

それから、公園の閉園時間を勘違いしていて、入り口に戻ったら門が閉まっており、管理人さんに頼んで開けてもらった時のことです。「ここは5時閉門なんですよ」と言われ、私は日本語のすみませんの感覚で、「對不起」(ごめんなさい) と言ったのですが、それを見て日本人って本当にすぐ謝るんだね〜!と驚かれました。じゃあ台湾人は何て言うの?と聞くと、「是喔」(そうなんだ) だけでいいそうです。

一般的に言って、ジョーク好きで天真爛漫というか、素直な子が多い気がします。深い仲でなくても冗談を言ってくるということが分からず、デブやバカといった言葉に傷つく日本人は少なくありません。(私も含め...今は言われてもあまり気にしませんが)親切で時間やルールに大らかなところも見ると、やっぱり南国気質なのかもしれません。彼らからすると日本人は何を考えているのかよく分からないそうです... 今まで日本特有の気を遣ったり遣われたりする文化は面倒臭いと思っていたものの、外に出てみるといつの間にか染み付いて習慣になっていたことに気づかされて面白いです。

でも今までで一番の衝撃は、写真を送った時に「あ〜私やっぱり自分の顔好き!この(写真の)私かわいい!」と言われた瞬間ですかね。危うく携帯を手から落とすところでした。思ってもないのに「私なんてブスだよ〜」なんて言うよりかは全然いいとは思いますけど、かなりびっくりしました。え?その子は本当に美人かって?まあそれはご想像にお任せします...

この素直でちょっとゆるっとした国民性が、台湾のファンを増やしているのだと思います。皆さんも都会のストレスで窒息しそうになったら、台湾に来てすっぴんビーサンで街を歩きながら、ゆるゆる過ごしてみるのはいかがでしょうか。それでは今日はこの辺で、再見!